那覇・おもろまちに「日銀那覇支店」移転-1億円の重さ体験コーナーも

琉球瓦やシーサー、琉球石灰岩を使用するなど「沖縄らしさ」を演出した日本銀行那覇支店(写真=外観)

琉球瓦やシーサー、琉球石灰岩を使用するなど「沖縄らしさ」を演出した日本銀行那覇支店(写真=外観)

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 日本銀行那覇支店(那覇市おもろまち1、TEL 098-869-0111)は12月25日、那覇・おもろまちに移転し営業を開始した。那覇・松山の国道58号線沿いあった同店は、沖縄日本復帰に伴い1972年5月15日に開設し、今月21日に新店舗移転のため営業を終了していた。

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 新店舗は、地上3階、地下1階建ての鉄骨鉄筋コンクリート造り、延べ床面積5,063.10平方メートルで、総工費は約23億円。大規模な災害が発生した際に業務を継続できるよう耐震性に優れた構造を採用した。敷地内の歩道部分にガジュマルを植えたほか、琉球瓦やシーサー、琉球石灰岩などを使用するなど「沖縄らしさ」を演出した。敷地内に「通り抜け通路」を設けたほか、正面玄関付近に憩いの場も確保した。バックアップ用の自家発電設備を備え、省エネに配慮し再生水や夜間電力の利用、太陽光発電設備なども完備する。

 施設内には、予約無しで見学できる展示広場(広報展示室)を常設。1億円の重さや40億円の大きさを体験できるコーナーや、沖縄の金融や通過の歴史、日銀の業務などをパネルで紹介する。そのほか、視聴覚設備を有するゆんたくルーム(最大80人収容)、中2階から銀行券の監査室を見学できる見学者デッキ(要予約)も全国で初めて備えるなど、広報関連施設を充実させた。

営業時間は8時50分~17時。土曜・日曜・祝日定休。年内営業は28日まで。

日本銀行那覇支店

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