やんばる(沖縄本島北部地域)の資源や特産物を活かした商品の開発販売を手がける「ちゅら企画販売」(名護市)は1月25日、那覇・大道大通り沿いにパイロットショップ「ちゅらショップ」(那覇市大道、TEL 098-886-2775)をオープンした。
店舗面積は約11坪。白を基調に大きな窓が広がる明るい店内には、同社が開発したやんばるに自生する「ハンノキ」から抽出した消臭剤をはじめ、名護市や本部町、今帰仁村で開発製造された商品が多数並び、サンプルチャレンジコーナーも設けた。
商品は、シークヮーサー(ヒラミレモン)せっけんや肌水などの生活用品をはじめ、うこんやゴーヤー、シークヮーサー(ミラミレモン)などの茶やサプリメントの健康食品、沖縄黒蜜杏仁豆腐などのスイーツ、観葉植物など約80アイテム。そのほか、採れたてのゴーヤーやアセロラ、パッションフルーツなどの生ジュースも店内で提供する。
出店について、同社の大城牧子社長は「やんばるには魅力的な資源がたくさんあり、それを生かした素晴らしい商品も多数製造されているが、販路の拡大やPRが課題になっていた。那覇市に出店することで、県内外に広く効率的にアピールしたい」としたうえで、「近くの居酒屋が商品を購入したほか、やんばるの商品が那覇で買えると女性客に好評を得ている」と、その効果を話す。
「これからさらに商品を増やしていく予定。商品の販売だけでなく、北部のイベントや祭りなどの情報も発信し、地域の活性化に貢献したい」(大城さん)とも。初年度は年商2,000万円を目指す。
営業時間は10時~19時。日曜定休。