小瓶の中で育つ海藻「ぷちも」販売開始-商品化は全国初

瓶の中で育つ海藻「ぷちも」を商品化、全国で初。

瓶の中で育つ海藻「ぷちも」を商品化、全国で初。

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海ブドウなどの海産物販売を手がける嶋活(那覇市旭町、TEL 098-862-8950)は昨年12月23日より、海藻商品「ぷちも」の販売を開始した。

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同品は、県産藻類の研究開発中に、藻類培養技術をもつ海の研究舎(高知県)の協力で生まれたという。同社の小嶋清社長は「食用として開発していたが形が面白く、その成長は見ていて楽しい。藻類の認知のためにまず商品化した」と話している。藻類を人工培養しミニストラップや小瓶におさめ、長期間瓶内で育成する商品は全国でも初めて。「安全面には最新の注意を払っているので、もちろん食べることができる」(小嶋社長)とも。

「ぷちも」は、小瓶タイプなら2~3カ月間で育てることができる。光合成で成長するため、温度や日の当たる量などで成長の速さは異なる。専用の滅菌海水を入れ替えることで、さらに長期間育てることも可能。海藻の種類はアナアオサを培養した「ウルバヘルツーサ」など3種類あり、それぞれ形が違い、放射状に成長するのが特徴。

 商品は、ストラップタイプ(735円)、ストラップタイプ3個セット(2,100円)、小瓶タイプ(1,050円)の3種。詰め替え用の滅菌海水(500ミリリットル、250円)も用意する。木嶋社長は「瓶詰めからストラップの取り付けなど、すべて手作りのためコスト面が問題。県内の小規模作業所などと協力してコストを下げ、県産の新しい観光土産品にしたい」とも話している。

 県内生花店や土産店で販売中。

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