牧志公設市場に甘味処-「沖縄ぜんざい」メーンにオリジナル菓子も

沖縄ぜんざい(380円)や黒糖蜜きな粉ぜんざい(450円)、タピオカの紅芋わらびもち(350円)などが人気で、観光客だけでなく地元客も多く利用するという

沖縄ぜんざい(380円)や黒糖蜜きな粉ぜんざい(450円)、タピオカの紅芋わらびもち(350円)などが人気で、観光客だけでなく地元客も多く利用するという

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 那覇・第一牧志公設市場(那覇市松尾2)2階の食堂街に8月10日、甘味処「琉球甘味 琉宮(りゅうぐう)」(TEL 098-861-2666)がオープンした。

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 店舗面積は約11坪。席数は28席。同店は、食堂街の他店舗と同じように通路と店舗の間に遮るものがなく、隣の店舗とは低い壁で仕切られただけの開放的な雰囲気で、テーブル席8卓のほか、小さなカウンター席も設けた。

 メニューは、沖縄ぜんざい(380円~)6種をメーンに、かき氷(270円~)5種、サーターアンダギー(ボール状の沖縄伝統の揚げ菓子、70円~)3種のほか、タピオカ粉でつくったわらびもち(350円)をはじめ、沖縄県産食材やフルーツを使ったオリジナル甘味などを提供する。

 通常、沖縄ぜんざいは甘く煮込んだ金時豆に白玉を加えかき氷をのせた冷たい甘味だが、同店では金時豆のほか、緑豆(青小豆)、押し麦を使用するのが特長。同店の明石美佐子店長は「昔のぜんざいは緑豆を使っていたとおばあちゃんに聞いた。それもおいしそうだと思い、押し麦も加え栄養バランスのいい甘味にアレンジした」と話す。「白玉は毎朝仕込んでいる。紅芋の紫、ウコンの黄色、通常の白の3色を用意。モチモチ、プルプルした食感だけでなく目でも楽しめるように工夫した」(明石店長)とも。

 沖縄ぜんざいや黒糖蜜きな粉ぜんざい(450円)、タピオカの紅芋わらびもち(350円)などが人気で、観光客だけでなく地元客も多く利用するという。

 ドリンクは、黒糖粉とゴマ粉をトッピングしたバナナジュースやゴーヤージュースなどの生ジュース(350円~)のほか、黒糖ミルク(300円)、ハイビスカスティー(250円)なども用意した。

 「甘味専門の店は沖縄では珍しいと思う。沖縄には伝統菓子がまだまだたくさんあるので、県産食材やフルーツにこだわり、うちなりにアレンジを加えて新しい味を提供していきたい」と抱負を語る。今月25日より紅芋あんや手作り寒天、フルーツが入った「琉球あんみつ」を販売する予定だという。

 営業時間は10時~19時30分。第4日曜定休。

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