那覇・前島小学校近くの作家陶器の専門店「ART&CRAFTよかりよ」(那覇市前島1、TEL 098-867-6576)で11月7日より、現代陶器作家・赤嶺学さんの作品展「EDGE -陶-」が開催されている。
陶磁を用いたオブジェ作品などのイメージが強い赤嶺さんだが、今回は「陶土」を使い、「器」らしい「器」を初めて展開したという。大きさや形の違うコップ類から大小皿、大小鉢など16器種を出品。出土した太古の器のような作品や陶土の素材感を際立たせたコップをはじめ、器の底にちょっとした仕掛けを施した作品など、形や大きさ、デザインも多彩な作品が並ぶ。
赤嶺さんは「よかりよオーナーの八谷さんから話しを持ちかけられ制作に入った。久しぶりの陶土で、しかも器の制作ということで土作りから始めた」とし、「土の粘りや焼き締まりを考え、瀬戸の土2種と沖縄の土1種をブレンドし、サクッとした面白い性格の土が出来た。この土味(土の魅力)を殺さぬよう、自分なりに楽しみながらシンプルに作った」と話す。
「見る人によって印象が違い、その話を聞くのが楽しい。普段使う器として、またオブジェとして生活の中に取り入れてもらえたら」(赤嶺さん)とも。
営業時間は10時~19時。会期中は無休。