那覇・パラダイス通りの「珈琲屋台ひばり屋」（那覇市牧志1、TEL 090－8355－7883）で1月15日、青空が広がる同店の庭でリネン服などを展示販売する「青空洋服店」が行われ、小さな子ども連れの母親や女性でにぎわった。

　主催は、リネン生地を使い手作りで婦人服、ベビースリング、布ナプキン、子ども服、パターンなどを製作販売やソーイング教室などを手がける「sion.（シオン）」（うるま市みどり町）。安里輝美さんと渡口しおりさんの2人で立ち上げたブランドで、実店舗は持たずイベントや市などへの出展、委託販売、ネット販売などを行っている。

　会場にはリネン製品を中心に、「着心地のいい、生活しやすい服を目指して、母親の感性で制作している」という服は、胸の部分に授乳用ファスナーが付いたブラウスやズボン、子ども服、オーガニックコットンのベビースリング、布ナプキンなど約50点を展示販売した。

　開催について、安里さんは「昨年の春に初めて店を出して今回で4回目。『夏の暑い時に汗をダラダラかきながらやるのもいいね、秋の涼しい中でやるのもいいね』と開催しているうちに、春夏秋冬、1シーズンごとに行うことになった」とし、「この空間が好きで、どうにかしてここでゆっくり過ごせないかと考えた。ここで服の販売を行えば、仕事だからとの口実でのんびりできると思い始めた（笑）。風に揺れるリネン服の表情がとてもよくて、自分たちの充電にもなっている」と話す。

　「店舗を借りていろいろと企画を考えているが、このイベントは継続してやっていけたら」（安里さん）とも。