那覇の民間団体、「移動食器洗浄車」レンタル事業展開へ-市から買い取り

3月末で貸し出し事業を廃止した移動食器洗浄車「エコフレンド号」

3月末で貸し出し事業を廃止した移動食器洗浄車「エコフレンド号」

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 キャンドルナイトやエコイベントなどを企画運営する民間団体「オリジナルアクト事務局」(那覇誌天久2、TEL 098-869-4390)は4月1日より、那覇市の移動食器洗浄車「エコフレンド号」を買い取り、同車の活用を通してごみ減量化の啓発活動やレンタル事業を展開する。

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 同洗浄車は全国でも6台しかなく、市の導入は3番目(2004年3月)。NPO団体が管理運営を行い、燃料費などの実費を除いて無償で貸し出していたが、市は財政難を理由に3月末で同車の廃止を決めていた。

 同団体代表の比嘉美穂さんは「今後も洗浄車を使いたいと考えていたところに業務の廃止を知った。手作り市や環境イベントに多くの人が参加し、ごみ問題や環境問題への関心が高まっていただけにとても残念で、洗浄車の買い取りを決めた」と話す。

 事業計画では、コップや食器などに企業ロゴなどの掲載による広告や協賛収入、イベントでの物品販売、イベント内容や規模に応じた洗浄車の貸し出し料金などで事業収入を見込む。運営面では、洗浄車の専任運転手や洗浄機のオペーレーターを配置するほか、同車のカラーリングや名称も変える予定で、リユースコップを採用するほか、皿や椀、丼などの食器類は樹脂製をやめて強化磁器を新たに採用し500人分をそろえる。

 比嘉さんは「子どもたちにちゃんとした食器を使ってほしいのと、リユースやリサイクル商品でもある強化磁器をアピールしたい考えもある」とし、「沖縄全域どこでも、呼ばれれば洗浄車を持っていきたい。6月に行うキャンドルナイトのイベントを目安に本格的に事業展開できれば」と熱く語る。

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