沖縄三越で「木工芸展」-木工家・城間光雄さんの作品100点を展示

リュウキュウマツやクスノキ、センダンなど奄美大島や沖縄県産の木材を用い「自然の木なり」を生かした家具などが並ぶ

リュウキュウマツやクスノキ、センダンなど奄美大島や沖縄県産の木材を用い「自然の木なり」を生かした家具などが並ぶ

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 沖縄三越(那覇市牧志2、TEL 098-862-5111)の三越ギャラリーで6月16日、木工家・城間光雄さんの個展「木工芸展」が始まった。

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 城間さんは、30年ほど前からリュウキュウマツやクスノキ、センダンなど奄美大島や沖縄県産の木材を用い、「自然の木なり」を生かした家具作りにいち早く取り組んできた。熊本伝統工芸館や札幌芸術の森美術館、全国デパートなどでグループ展や個展を多数出品するなど、積極的に創作活動を続ける。作品は「木創舎ギャラリー」(南城市)などで常設展示も行っている。

 会場には、城間さんの代表的作品ハイバックベンチをはじめ、オットマン(足置き台)付きのリーディングチェア(読書用いす)スツール、いす、ベンチ、座いす、座卓、文机、パソコンデスク、マガジンラック、三味線立て、皿立て、木皿、鏡台のほか、流木を用いたインテリア作品など約100点を展示販売する。

 「今回は座卓に力を入れた」という城間さん。ガジュマルの木をイメージして削り出した脚のデザインが印象的な座卓をはじめ、天板に火鉢を取り付けたものや飲酒用に脚を短くしたもの、小さな貝によって無数の穴ができた流木を天板に使った座卓なども展示。そのほか新作として、枝サンゴをイメージしたというハットスタンドやハンガーラックなども。

 「ある材料で何ができるか、木の形や性質を見極めながら製作している。木の表情や形がそれぞれ違うのですべて同じものはない。自由に触って、座ってもらい、木の感触や温もりを感じてほしい」(城間さん)とも。

 開催時間は10時30分~19時30分。入場無料。今月22日まで。

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