那覇・農連市場近くにコーヒーとタコス専門店-オリジナル「紅いも珈琲」も

タコスは皮からソースまですべて手作りで、オリジナル「紅いも珈琲」のほか「黒糖スパイス珈琲」も提供

タコスは皮からソースまですべて手作りで、オリジナル「紅いも珈琲」のほか「黒糖スパイス珈琲」も提供

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 那覇・樋川の農連市場近くに6月14日、自家焙煎(ばいせん)コーヒーと手作りタコスの専門店「Coffee&TACO PolePole(ポレポレ)」(那覇市樋川2、TEL 098-987-0818)がオープンした。「ポレポレ」はスワヒリ語で「ゆっくりと、のんびりと」を意味する。

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 2階建ての古い民家を改装した店舗で、現在は1階部分のみで営業を行う。店舗面積は1階・2階を含め約12坪で、席数は15席。絵本や画集、小説などの書籍がいたるところに置かれ、木の温もりが漂う店内はカウンター席やテーブル席を配したほか、店先に小さなテラス席も設けた。内装やオープンテラス作りなどはオーナー自らが行ったという。

 「厳選されたスペシャリティーコーヒー豆を世界中から取り寄せ自家焙煎し提供している」(同店)という同店。その時期に「最もおいしい」豆3~4種をブレンドした「PolePole珈琲」(290円)をはじめ、アイリッシュコーヒー、マンゴーやジンジャースパイスなどの「フレーバー珈琲」(共に420円)6種、同店オリジナルの「紅いも珈琲」「黒糖スパイス珈琲」(共に450円)を提供。そのほか、オレンジジュースやシークヮーサージュースなどのソフトグリンク、ビール、泡盛なども。

 紅いも珈琲や黒糖スパイス珈琲の開発について、同店オーナーの糸洲朝和さんは「戦時中に代替えコーヒーというものがあり、甘藷(かんしょ)も使われたという記述をある本で見付け、『紅いもでもできるのでは』と挑戦した。最初はなかなかうまくいかなかったが、何とかものになった。黒糖スパイスコーヒーのスパイスは、八重山の香辛料ヒハツを使っている」と話す。

 メーンのタコスは1個180円で、タコライス(580円)も用意。タコスは、皮からソースまですべて手作りだという。皮は油で揚げるスタイルで、「香ばしくパリパリしていながらしっとりとしている」(同店)。具のレタスは氷水で冷やされ、シャキシャキした食感が楽しめる。ソースは、ペースト状でトマトの酸味とレッドペッパーの刺激がほどよく奥深い味わいに仕上げた。

 糸洲さんは「2階は6畳しかないが、今後は展覧会や『6畳ライブ』などを行いたい。農連市場と連携しながらイベントなどで盛り上げて行きたい」と意欲をみせる。

 営業時間は10時~20時。

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