那覇・東町に食堂-自助グループ「沖縄シニアの会」が出店

高齢者が自らの経験を生かし、自ら働ける場所づくりをはじめ、経済的な自立を目指して食堂を出店した

高齢者が自らの経験を生かし、自ら働ける場所づくりをはじめ、経済的な自立を目指して食堂を出店した

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 高齢者の自助グループ「沖縄シニアの会」(首里鳥堀町4、TEL 098-886-6039)は7月20日、那覇東町会館近くに「自助工房 あかね食堂」(那覇市東町、TEL 090-3790-1484)をプレオープンした。グランドオープンは今月24日を予定。

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 同会は、「出会い、ふれ合い、学び合い、そして、支え合い」をモットーに、高齢者が自らの経験を生かし、自ら働ける場所づくりをはじめ、経済的な自立を目指す団体で、昨年5月に設立。同年11月には「おうちカフェ花」を出店(現在閉鎖中)。会員は現在50人。

 店舗面積は21坪で、席数は30席。店内は、カウンター席のほか掘りごたつ式の座敷を設ける。壁には「これから」と題した同会の事業目標を掲げる。内容は、あかね食堂(会食活動、シニアの会サロン)や就職相談窓口、スキルアップ講座を手がける「就職部」、医療、健康福祉など、シニアの暮らしに役立つ情報窓口「福祉部」、サークル活動、シニア旅行の企画運営、出会いの窓口「レクリエーション部」、高齢者の住居に関する相談窓口やコーポラティブハウスなどの運営する「住宅部」、会の運営管理、定例会の企画、開催を手がける「管理部」の設立運営を目指し、活動する考え。

 メニューは、県産食材を使った家庭料理の「母さんの味のランチ」(500円)やカレーライス、沖縄そば、ホットコーヒー(200円)などを提供。そのほか、沖縄ハルサーくらぶの野菜や生玉子なども販売する。

 代表の石橋桂子さんは「食堂と名付けたが、誰もが自由に集まれるサロンにしたい。当面はランチが中心だが、軌道に乗ればお弁当や朝の営業、配食サービス事業にも参入したい」とし、「まだ就職部の一部と管理部しか動いていないが、この秋にはレクリエーション部によるプチ旅行なども企画している」と意欲をみせる。「先週行った3日間の説明会も大盛況に終わり40人が会員になってくれた。現在も会員を募集している。若い人の力もぜひ必要なので協力してもらえたら」と参加を呼びかける。

 営業時間は11時~20時(23日までは19時まで)。

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