那覇の「天妃前まんじゅう」が一時閉店-来年4月リニューアルへ

建物老朽化に伴う新築工事のため一時閉店する「天妃前(てんぴぬめー)まんじゅう ペーチン屋」

建物老朽化に伴う新築工事のため一時閉店する「天妃前(てんぴぬめー)まんじゅう ペーチン屋」

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 那覇・泉崎の「天妃前(てんぴぬめー)まんじゅう ペーチン屋」(那覇市泉崎2、TEL 098-832-0912)が9月10日の営業を最後に、建物老朽化に伴う新築工事のため一時閉店する。リニューアルオープンは来年4月を予定。

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 天妃前まんじゅうは、はったい粉(麦焦がし)に三温糖を加えた餡を、小麦粉に水を加え薄く延ばした皮で包み、サンニンの葉を敷いて蒸し上げた直径約7.5センチ、厚さ約7ミリの円形のまんじゅう。現在の那覇市久米にあった天妃宮の前で売られていたのが名前の由来。天妃宮は沖縄戦で破壊され、跡地は現在天妃小学校が建ち、同校の東南角に石門だけが残されている。

 同店は、創業100年以上の長い歴史を持ち、代々長女が店を継いできたという。現在は4代目の上原智美さんが経営にあたる。「この場所で、おばあちゃんが雑貨店を営みながらおまんじゅうを売るようになって35年が経ち、建て替えることになった」と上原さん。「新しい店もイートインスペースを設けるが、新たに駐車場やトイレも設置する予定。手伝ってもらっている妹と相談中だが、内装は今の店のイメージを守りたいと思っている」(上原さん)。

 「閉店の間は、皆さんにご迷惑をおかけするが、今後もおばあちゃんに教わった味を大切にし、お客さんに喜んでもらえるよう、より良い店作りを目指していくのでご理解いただきたい。妹が担当しているブログで、新しいペーチン屋ができるまでの様子を伝えていこうと思っているので見てもらえれば」とも。

 営業時間は9時~18時。

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