「さんしんの日」-世界中で1万人が参加する「三線」大演奏会

毎年3月4日行なわれる「さんしんの日」で「かぎやで風」が一斉に演奏される

毎年3月4日行なわれる「さんしんの日」で「かぎやで風」が一斉に演奏される

  • 0

  •  

 琉球放送(那覇市久茂地2)は3月4日、読谷村文化センター鳳ホールを主会場に「ゆかる日 まさる日 さんしんの日」を開催する。「ゆかる日 まさる日」は、沖縄方言で「縁起の良い日、この上ない日」の意味。

[広告]

 「さんしんの日」は、同局のラジオ番組「民謡で今日拝なびら(ちゅううがなびら、ご機嫌いかがの意味)」のパーソナリティー、上原直彦さん(元琉球放送ラジオ局長)が提唱したもので、「沖縄伝統楽器の三線(さんしん)を弾く楽しさや喜びを分かち合おう」と1993年に開催したのが始まり。今年で15回目を迎える。

 主会場では沖縄民謡、琉球古典音楽の枠を越えて県内外から三線愛好家約800人が一堂に会し、琉球古典音楽の祝儀舞踊「かぎやで風」を正午から21時まで時報毎に一斉演奏を行う。また、県内約20所に設けられ特設会場をはじめ沖縄県人の多いハワイ、東京、神奈川、長野、北海道、兵庫、名古屋、福岡などの三線教室や会場でも時報に合わせ「かぎやで風」を演奏。県内外、世界中の人数を合わせると参加者数は1万人におよぶという。

 主会場では時報毎の「かぎやで風」の演奏の合間に、沖縄民謡歌手や琉球古典音楽家ら若手からベテランまで約40人が出演し、「さんしんの日」を盛り上げるほか、ハワイやシカゴとの電話中継や三線に似た形状の宮崎の「ゴッタン」という珍しい伝統楽器の演奏が沖縄で初めて披露される。ロビーでは「さんしん無料鑑定」や三線・CD・工工四(くんくんしー、三線の譜面)などの展示即売会なども実施する。

 開催時間は11時50分~21時。イベントの模様はRBCiラジオで同時間に生放送される。

琉球放送

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース