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那覇市歴史博物館で写真展-2人の本土人が見た1950年代の沖縄

安里バス停前の写真をはじめ、波上宮から見た上之蔵や久米一帯の風景、牧志市場で働く人々、首里城から見た当蔵一帯などの写真をはじめ、沖縄本島各地の風景を収めた写真が並ぶ

安里バス停前の写真をはじめ、波上宮から見た上之蔵や久米一帯の風景、牧志市場で働く人々、首里城から見た当蔵一帯などの写真をはじめ、沖縄本島各地の風景を収めた写真が並ぶ

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 那覇市歴史博物館(那覇市久茂地1、TEL 098-869-5266)で現在、写真展「本土人(ヤマトンチュ)が見た1950年代の沖縄」が開催されている。

 同展では、60年前の1950年代にスポットを当て、2人の本土人が撮影した写真を前期(3月5日~4月7日)、後期(4月9日~5月12日)に分け2部構成で展示する。前期は1929(昭和4)年、名古屋生まれの小野田正欣さんの作品を中心に展示。小野田さんは終戦後、土木建設関連会社に就職し1951(昭和26)年に沖縄の米軍基地建設のため来沖。仕事のかたわら休日に首里や那覇、沖縄本島各地を巡り、1953(昭和28)年に沖縄を離れるまで当時の風景を数多くカメラに収めた。

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 後期は1919(大正8)年、福岡県生まれの井上孝治さん(1993年5月死去)。井上さんは福岡でカメラ店を開業していたが、沖縄の歴史・文化にひかれ、戦後の沖縄の人々の暮らしを撮りたいとの思いから1959(昭和34)年正月の様子を撮影したという。

 小野田さんの作品は、モノクロ写真のほか、当時では珍しかったカラー写真など約80点を展示。安里バス停前の写真をはじめ、波上宮から見た上之蔵や久米一帯の風景、泊港、牧志市場で働く人々、首里城から見た当蔵一帯、首里博物館、普天間宮河内の本殿、勝連城跡、闘牛の様子、名護のひんぷんガジマル、馬天港の山原(ヤンバル)船など貴重な写真が並ぶ。そのほか、小野田さんが撮影で使用したハワイで現像されたコダクロームの箱や、撮影場所やコマ毎に絞り値、フィルター名などが記されたフィルムのネガケースなども展示するほか、一部井上さんの作品も展示する。

 同館学芸員の外間政明さんは「カラー写真は60年前の撮影とは思えないほど鮮やかで、当時の色彩を知るのに大変貴重なもの。BGMも50年代のものを流している。首里や那覇だけでなく沖縄本島各地の写真もたくさんあるので、思い思いに見ていただければ」と話す。

 開催時間は10時~19時。木曜休館。入館料は、大人=300円、大学・高校生=200円、中学生以下=100円。前期展示は4月7日まで。後期展示は4月9日~5月12日。

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