那覇で「蕎麦猪口考」展-陶作家12人が280点出品、「見立て」親しんでと企画

オーソドックスなものから形や大きさ、色合い、手法もさまざまで、作家の個性あふれる作品が並ぶ

オーソドックスなものから形や大きさ、色合い、手法もさまざまで、作家の個性あふれる作品が並ぶ

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 那覇・壺屋の作家陶器専門店「陶・よかりよ」(那覇市壺屋1、TEL 098-867-6576)で7月16日、「そばちょこ」をテーマにした企画展「蕎麦猪口考(そばちょくこう)」が始まった。

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 県内外の陶作家12人にそばちょこの製作を依頼。オーソドックスなスタイルのものから、手ひねり、カフェオレボウルや小さなコーヒーカップにも似たものなど形や大きさ、色合いもさまざま。手法も多彩で「石膏型泥漿鋳込み技法」や、光を通して文様が浮き上がる「蛍手」、オリジナルの「色化粧技法」などを用いた作品など、作家の個性あふれる作品280点が並ぶ。

 そのほか、薬味用の豆皿やだし用器、そば湯ポットなども展示。器本来の用途とは異なった使い方を楽しむ「見立て」にも親しんでほしいと、料理や食材などを記した「おしながき」も設ける。

 参加作家は、今井一美さん(千葉)、遠藤祐人さん(愛媛)、片瀬和宏さん、金憲鎬さん(以上愛知)、志村観行さん(静岡)、中田篤さん(三重)、小泊良さん、赤嶺学さん、東恩納美架さん、本田伸明さん、増田良平さん、宮里志織さん(以上沖縄)。

 オーナーの八谷明彦さんは「沖縄はそばちょこになじみがないことや、県外でそばちょこが万能器として人気があることもあり、そばちょこの『見立て』の楽しさを知ってほしいと思い企画した」と話す。「12人の作家の魅力的なそばちょこで、小鉢に、デザートやおやつの器に、お茶やコーヒーの器として、いろいろと発想を広げて『見立て』を楽しんでもらえたら」とも。

 営業時間は10時~19時。入場無料。今月27日まで。展示期間中は無休。

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