大型で非常に強い台風8号は8日、宮古島の東北東を北上中で沖縄本島全域が暴風域(風速25メートル以上の領域)に入り、満潮と同時刻前後に那覇市に最も近づく見通しとなった。
沖縄気象台によれば8日11時現在、沖縄本島地方・渡嘉敷村渡嘉敷島で最大瞬間風速52.6キロ、同・南城市糸数で48.4キロを観測。沖縄電力によると、風の影響で電線や電柱に被害が出たため県内では14時現在、約8万6000戸が停電している。
こうした状況に沖縄県では13時現在、9市町村の約55万1000人(約22万1000世帯)に避難勧告を出している。風、波浪、高潮の特別警報も継続され、最接近に向けて「最大級の警戒」が必要となる。