日建開発（那覇市港町、TEL098-866-4910）が、ひとり親の女性専用シェアハウス事業を始めた。

約32 帖のLDKと調理サービスの例

　「キッチン、トイレ、風呂場などの共用部分の清掃」、「夕食の調理」、「チャイルドシッター派遣」のサービスが付いている同シェアハウス。子育てと自立生活の支援を目的に運用する。「時間がないため収入を稼げない」「仕事を選べない」「キャリアアップのための勉強ができない」といった悩みや不安を軽減するための支援をする。

　同社の日南田義竜（ひなたよしたつ）さんによると、室内は通常の賃貸アパートにはない設備仕様になっており、目の離せない子どもたちのために天井からハンモックのつり下がったチャイルドスペース、約32 帖の大型LDK 、L 字型の棚板を張った靴箱のある玄関スペース、2カ所のトイレなど快適に共同生活を送るための設備を配置しているという。

　日南田さんは「入居後すぐに生活ができるよう、冷蔵庫、掃除機、エアコンなどの家電製品、ベッド、ダイニングセット、リビングセットなどの家具も備え付けでなく、福祉関係機関や団体とも連携して役立つ情報の提供や生活環境の改善を図り、自立を促す支援事業の一端を担いたい」と話す。

　第1号となるシングルマザー用シェアハウスは、「Grow城岳（ぐろう じょうがく）。5所帯でのシェアを予定する。