土産品の人気商品「ちゅら玉」を企画・販売するココスアイランドオキナワ（那覇市おもろまち4）は10月24日、中国・青島で来年1月完成予定の国際貿易センター「青島工芸品城」にアクセサリーパーツ専門店を出店すると発表した。

　同社は、ガラス製品の「ちゅら玉」のストラップやペンダントが主力商品で、那覇市国際通りに直営店4店を展開している。那覇空港内の土産品店をはじめ、県外の物産公社「わしたショップ」などにも出荷している。

　中国での生産委託などを通して関係者と交流が深まり、今回の青島出店が実現したという。同社の海外進出は初。「青島工芸品城」は、地上9階地下1階建てで、青島の工芸品を中心とした貿易センター。同社は、約66平方メートルの店舗スペースをすでに購入し、中国で製造したビーズやリングなどのアクセサリーパーツを販売する予定。一般消費者にも販売するが、各国のバイヤーらをメーン顧客にする。

　同社の高里美和専務は「アクセサリーパーツという違う分野に挑戦したい。また米国などで、ちゅら玉ブランドの展開も考えている。小さな会社だが、沖縄からの海外展開の事例となりたい」と話している。来年には青島から輸入したアクセサリーパーツを扱う専門店「セリーヌ＆ブレンダ」を那覇市に出店する計画もあるという。