那覇・第一牧志公設市場近くの「日本一狭い」古書店「とくふく堂」(那覇市牧志3、TEL 090-1703-0922)は5月24日、「休眠する」とブログで発表した。それに伴い「店舗を継いでくれる人」を募集している。
休眠について、店主の徳沢達哉さんは「経営上の問題ではなく、少しの事情とタイミングによるもので店を閉めることにした」とし、「この場所に店を構え7年目になるが、市場の古本店としてそこそこ認知されてきたと思う。それを消したくないという思いがある。次の人にもできれば古本屋をやってほしい」と話す。
徳沢さんは「公設市場周り、しかも市場通りの物件で、空き物件情報が出回ることはいままでなかったし、今後も確実にないと思う。客層も地元と観光客が半々とバランスがいい」と、店舗の魅力をアピールする。
同店の休眠を知った人がツイッターでつぶやいたことから、すでに4件ほど県内外から問い合わせがあり、近日中に東京から店舗を見に来る人もいるという。
「まだ誰にも正式決定していない。秋までには決めたい。市場の人たちと仲良くやっていける人が見つかったら、すぐにでも譲る場合もある。気になる人はいつでも連絡をいただければ」とも。
営業時間は12時~20時。