沖縄県立博物館・美術館(おもろまち3)県民ギャラリーで8月2日、沖縄県禅画協会(那覇市小禄)による合同展「禅画展」が始まった。
同会は1996年に発足。会員は50代から89歳まで幅広く、約30人の会員が勉強会や交流会、年始会などで修練に励む。銀行や公民館、介護施設などで個展を開くなど、個人活動も活発に行っているという。
今回、会員12人が作品約40点を出品。掛け軸を中心に額絵、色紙、木片など多彩な画材を用い、ユーモラスで温かみのあるだるま図や、力強い筆後の作品など、個性あふれる作品が並ぶ。「無心」「日日是好日(にちにちこれこうにち)」などの禅語とだるま図の作品や、だるま図だけの作品、禅語や詩などを中心に日常の思いを書に込めた作品など多彩。
金城逸男(雅号=金城居士)会長は「禅画にうまい下手は関係ない。何を思い、描いているのかが大事。参加している皆さんは、楽しみながら描いている。禅や宗教などと堅く考えず、気軽に見てもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は9時~18時(金曜・土曜は20時まで)。入場無料。今月7日まで。