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首里で琉球王朝時代の由緒ある大綱引き−109年ぶりに復活
(2007年10月24日)
首里城公園開園15周年を記念し10月27日、玉陵(たまうどぅん)前通りで綱引きイベント「綾門大綱曳(あいじょううーんな)」が行われる。主催は、首里地域の有志が集まり結成した「綾門大綱復興・ゆいフェスティバル実行委員会」(TEL 090-3794-6666)。
綱引きは、琉球王朝時代に国王の即位を祝い一世一代に1度だけしか行わない重要な行事で、当時の王道であった那覇市首里の綾門大道(あいじょううふみち、現在の玉陵前通り)を舞台に行われた。1898年を最後に途絶えたが、2004年より地域住民が一丸となり復興に向けたフェスティバルを毎年開催。首里城公園開園15周年の今年、当時の長さ216メートルの大綱を完成させた。
通常、男綱と女綱を頭貫棒(かぬちぼう)1本でつなぐが、綾門大綱は男綱・女綱は2本に別れ計4本の綱を頭貫棒(かぬちぼう)3本でつなぐのが特徴。1本の綱の長さは約70メートル、太さは直径30センチ〜60センチで重さは約2トン。同委員会の石崎雅彦さんは実際に綱作りをした経験から「綱を4本に分けたのは、制作や設置スペースの関係や人の力で移動させたりするのに都合が良かったからではないか」と話す。さらに「2回綱引きを行うが、1勝1敗になるよう勝敗を重視しない点も他の綱引きと大きく違うところ」(石崎さん)。
綾門大綱復興のきっかけについて石崎さんは「那覇大綱挽で首里地区の旗頭(豊年祭や綱引きに用いるのぼりの一種)も参加しているが、首里地区の旗頭には灯籠(とうろう)が付いているが他の地域にはない。調べてみると首里では夜に綱引きが行われており、旗頭は照明の役割もあった。その綱引きが綾門大綱だと知ったのが約40年前。首里らしい伝統行事を何とか復興できないかと活動を始めた」と話す。
「資金集めから綱の製作まですべてボランティアでここまで来た。いろいろな苦労があったが、109年ぶりに復活する古都・首里ならではの綱引きをできるだけ史実に忠実に再現する。今後の開催は未定なのでこの機会にぜひ見に来てほしい」(石崎さん)とも。
開催時間は18時〜22時30分。旗頭の演舞、国王の行列が行進しながら吹奏する道中楽「路次楽(ろじがく)」も行われる。
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