沖縄芸大で「ユッカヌヒーアート」展-「遊び」をテーマに作家16人が出品

巨大なかるたや琉球張り子、シーサー、木工、彫刻、陶器、銀細工、イラストなど多彩な作品を展示する

巨大なかるたや琉球張り子、シーサー、木工、彫刻、陶器、銀細工、イラストなど多彩な作品を展示する

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 沖縄県立芸術大学(那覇市首里当蔵町1、TEL 098-882-5000)常設展示室で5月27日より、「ユッカヌヒーアート展」が開かれている。

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 「ユッカノヒー」は、沖縄方言で「4日の日」の意味で旧暦5月4日を指す。この日、子どもの健やかな成長を願い玩具を買い与えるという風習があった。またこの日は、各地で豊漁と海の安全を願うハーリー(爬龍船競争)も行われる。毎年「ユッカヌヒー」を前後に行われており、今回で6回目。

 同展は、同大学彫刻専攻の卒業生で琉球張り子作家の豊永盛人さんと、その仲間たちの展示会。「ユッカヌヒー」にちなみ、「遊び」「おもちゃ」「子ども」をテーマに、巨大なかるたや琉球張り子をはじめ、菓子、ゲーム、シーサー、木工、彫刻、陶器、銀細工、イラストなど多彩な作品を展示する。一部作品は自由に手で触れて遊べる。

 参加するのは、豊永さん(かるた、張り子)や妻の美奈子さん(面)をはじめ、奥山泉さん(立体)、佐刀大地さん(絵画)、比嘉拓美さん(陶器)、喜舎場智子さん(銀細工)、辺銀愛理さん(菓子)、中村真理子さん(張り子)、阿部誠司さん(木工)、長尾恵那さん(彫刻)、カニメガさん(デザイン)、宜保朝子さん(絵画)、宮城光男さん(シーサー)、賀川理英さん(紅型)、石川真治さん(テラコッタ)、佐久田祐一さん(絵画)の沖縄県内を拠点に活動をする16人。

 美菜子さんは「それぞれが個性を生かし、何か可能性を探りながら、遊び、楽しみながら作品を作っている。そうした作品の中から、面白いとか、フっと笑ってもらえるような何かを見つけてもらえたらうれしい」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。今月31日まで。最終日15時からバンド「ダンボルギーニ」のライブも予定。

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