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西表島の陶芸家・高山宗久さん、沖縄本島で初の個展

西表島や石垣島の土や鈴石、草木などを釉薬(ゆうやく)に使った温かみのある食器・茶器・酒器など約200点が並ぶ

西表島や石垣島の土や鈴石、草木などを釉薬(ゆうやく)に使った温かみのある食器・茶器・酒器など約200点が並ぶ

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 那覇・久茂地のギャラリー「青砂(せいさ)工芸館」(那覇市久茂地3、TEL 098-868-9338)で1月18日、陶芸家・高山宗久さんの個展「西表焼青烽窯 高山宗久陶芸展」が始まった。

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 西表島にある日本最南端の窯元「西表焼青烽窯(いりおもてやきせいほうがま)」を運営する高山さんは、1954(昭和29)年長野県松本市生まれ。信州大学を卒業後、沖縄県与那国町へ移住。1980(昭和55)年に西表島で作陶を始める。高山さんはこれまで県外での個展や離島フェア、県外での沖縄県産品フェアなどへは何度も出品しているが、沖縄本島で個展を開くのは初めて。

 会場には、西表島や石垣島の土や鈴石、草木などを釉薬(ゆうやく)に使った温かみのある食器・茶器・酒器など約200点が並ぶ。高山さんが「特に力を入れた」という器は、自宅の庭から取れた粘土に西表島の白土を化粧がけし鈴石の釉薬をかけたもので、「西表島の夜空に輝く星をイメージした」といい黒を基調に銀色の細かな粒がキラキラと輝く。

 高山さんは「シンプルで素朴を信条に普段使いの器を目指している。西表島の土でできた焼き物を見ていただければ」と来場を呼びかける。

 営業時間は10時~20時。今月30日まで。会期中は無休。

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