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那覇のギャラリーで陶芸展-陶芸家・迎里正光さんが個展

酒器のカラカラや抱瓶(だちびん)、祭事で用いる酒器「嘉瓶(ユシビン)」などの沖縄伝統の器のほか、ぐいのみ、土瓶、ビアカップなどが多彩に並ぶ

酒器のカラカラや抱瓶(だちびん)、祭事で用いる酒器「嘉瓶(ユシビン)」などの沖縄伝統の器のほか、ぐいのみ、土瓶、ビアカップなどが多彩に並ぶ

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 那覇・久茂地のギャラリー「青砂(せいさ)工芸館」(那覇市久茂地3、TEL 098-868-9338)で11月8日、陶芸家・迎里正光さんの個展「迎里正光陶芸展」が始まった。同ギャラリーで毎年9月~10月の時期に開いているもので、今回で19回目。

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 沖縄本島北部の本部町大堂に登り窯を構え作陶に励む迎里さん。まきの代わりに廃材や雑木を用いて焼き上げるのが特徴。「木を燃やし焼き上げる登り窯は調整が難しいが、窯を開けて、作った本人も驚くような作品が出てくるのが何より楽しい」と迎里さん。

 会場には、釉薬(ゆうやく)を用いず焼き締める荒焼(あらやち)を中心に約200点が並ぶ。三色の釉薬で唐草模様を表現する大皿や、北部で見られる花コンロンカの模様の鉢や花器、酒器のカラカラや抱瓶(だちびん)、祭事で用いる酒器「嘉瓶(ユシビン)」などの沖縄伝統の器のほか、ぐいのみ、土瓶、ビアカップ、フリーカップなどが多彩に並ぶ。作品は販売も行う。

 迎里さんは「陶芸は、形は作るが後は火の仕事。火力や炎の回り方、灰のかぶり方などで、仕上がりが違ってくる。そんなところを見てほしい。期間中はできるだけ会場にいるので、気軽に話しかけてくれたら」と話す。

 営業時間は10時~20時。入場無料。今月20日まで。会期中は無休。

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