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那覇で「住まいと工芸展」-沖縄建築や伝統工芸を通じ、住まいや暮らし提案

朝、昼、夕と3つのシーンに分けて、それぞれ会場中央に暮らしの一部を切り取り、家具や器などで家族の「団らん」や「癒やし」「つくろぎ」を表現する

朝、昼、夕と3つのシーンに分けて、それぞれ会場中央に暮らしの一部を切り取り、家具や器などで家族の「団らん」や「癒やし」「つくろぎ」を表現する

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 沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち3)県民ギャラリーで11月29日、沖縄の風土に合った住まいと沖縄伝統工芸を提案する企画展「住まいと工芸展」が始まった。

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 沖縄の伝統的な家屋建築を代表する雨端(あまはじ)といった半戸外空間や沖縄の風土の中で育まれた陶芸、木工、染色、琉球ガラスなどの工芸を通して、沖縄の新しい住まいや暮らしを提案する同展。参加者は、建築=福村俊治さん(チーム・ドリーム)、木工=城間光雄さん(木創舎)、ガラス=琉球ガラス村、陶芸=宮川文英さん(英房)、染色=垣花悦子さん(ウージ染め工房“悦”)。

 朝、昼、夕と3つのシーンに分けて提案する。それぞれ会場中央に暮らしの一部を切り取り、家具や器などで家族の「団らん」や「癒やし」「つくろぎ」を表現。壁には写真パネルで建築事例を紹介するほか、家具、陶器や琉球ガラスの器、ウージ染め作品など、新しい工芸作品を多数展示する。

 福村さんは「建築と工芸が一緒になった展示は多分初めて。経済性や機能性ばかりが優先され、かつての自然と共存し工芸に囲まれた暮らしが次第に忘れさられている。先人たちが残した沖縄建築の知恵や技と沖縄の工芸をもう一度認知させたい。私たちが提案する新しい沖縄の住まいと工芸を見てほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~18時(金曜は20時まで)。入場無料。12月4日まで。「住まいと工芸を語るワークショップ」を同3日・4日の14時~16時に予定する。

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