那覇空港貨物ターミナル(那覇市鏡水)は7月31日、那覇空港内に格安航空会社専用の「LCCターミナル」を10月に開設すると発表した。
現在の貨物ターミナル一部の約900坪のスペースを旅客用に改装し、LCCに向けて提供する。「LCCターミナル」は一般の旅客ターミナルに比べ設備や旅客サービス施設が簡素化されており、航空会社と利用者のコスト負担が低減される。現在のところ、Peach(ピーチ・アビエーション)とエアアジア・ジャパンが利用を予定しており、Peachが関西~那覇線の就航を予定する10月18日に供用が始まれば「日本初」のLCCターミナルとなる。
国内では関西国際空港が10月28日に開業予定。ゲート待合室と航空機をつなぐ搭乗橋などは設置せず、旅客が歩いて搭乗するスタイルの導入や、国際線の旅客が支払う「施設使用料」が既存のターミナルより約4割安い1,500円になることなどが発表されている。成田国際空港でも同様の施設の2014年度中の開業が予定されている。
那覇空港の新ターミナルの詳細は今後、決定次第順次発表される。(みんなの空港新聞)