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沖縄でEV船(電気推進船)実用化事業スタート-観光船として利用

EV船(電気推進船)は、全長約19.5メートル、全幅約6メートル、容積は19トンのカタマラン(双胴船)。船体にはアルミ合金を使用することで、軽量化を実現しつつリサイクルも可能となる

EV船(電気推進船)は、全長約19.5メートル、全幅約6メートル、容積は19トンのカタマラン(双胴船)。船体にはアルミ合金を使用することで、軽量化を実現しつつリサイクルも可能となる

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 バンダイナムコグループのVIBE(沖縄事務所=覇市久茂地3、本社=東京都品川区)は、沖縄県の補助事業として国建(那覇市)、新糸満造船(糸満市)と共同でEV船(電気推進船)の実用化に向けた研究事業の運営を始めた。

EV船(電気推進船)は、船底の一部に強化ガラスを使用し、美しいサンゴ礁を船の中から見ることができる

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 電気推進船をマリンレジャー領域で実用化するために活用検証を行う同事業。沖縄県の離島地域の課題として挙げられる、電力供給が不安定、化石燃料観光船による海洋汚染、国際的な排ガス規制による船舶の燃料コストの問題などを解決する一つの手段として期待されている。

 第一歩として、注目度の高い新しいEV船を開発し、マリンレジャー用の観光船として利用しながら活用検証を実施する。蓄電池を備えたEV船の充電基地は、陸上電源基地としての活用が可能なため、台風などの災害時の一時的な電力供給施設として利用することもできる。現在、石垣での実施で推進されている。

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