那覇の世界遺産「識名園」で「もてなし」テーマにコラボ展

世界遺産「識名園」で、現代陶器と花、テーブルコーディネートのコラボレーション展を開催(写真=識名園内)

世界遺産「識名園」で、現代陶器と花、テーブルコーディネートのコラボレーション展を開催(写真=識名園内)

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 2000年にユネスコの世界遺産に指定された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つである「識名園」(那覇市字真地、TEL 098-855-5936)で6月22日より、花、現代陶器、テーブルコーディネートのコラボレーション展「識名園DEおもてなし」が開催される。

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 同展は、県内の人に識名園をもっと知ってもらいたいという思いから「モネフラワースクール」(牧志3、TEL 098-866-9622)の玉井多喜子さんが発案。「ART・CRAFTよかりよ」(前島1、TEL 098-867-6576)、テーブルコーディネート(大木綾子さん)、中国茶道睦羽会(赤嶺文弥乃さん)が賛同し開催に至ったという。

 琉球王朝最大の別邸で回遊式庭園の識名園(=約12,726坪)は、中国からの使者・冊封使(さっぽうし)の接待などにも利用された歴史的な背景があり、「もてなし」をテーマに現代陶器を用いたフラワーアレンジメントやテーブルコーディネートによるコラボレーション作品を展示する。会場は識名園内にある赤瓦屋根木造建築の「御殿(うどぅん)」(=約159坪)の一番座、二番座、三番座と呼ばれる畳の間をはじめ、渡り廊下や部屋から眺められる庭園内にも作品を展示するほか、中国茶なども提供(有料)する。

 同展で現代陶器約100点を提供する「よかりよ」オーナーの八谷明彦さんは「冊封使は約半年間もの期間、琉球に滞在したという。その間にどのように接待していたのか詳しい資料がないので再現はできないが、現代の感覚を生かした『もてなし』の気持ちを表現する」とした上で、「作品を通じて当時の華やいだ雰囲気を少しでもイメージしてもらえたら」(八谷さん)とも。

 展示時間は10時~16時。識名園入場料は、大人=300円。同24日まで。

モネフラワースクールART・CRAFTよかりよ

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