那覇で「琉球藍染め」新作展-10回目で「本来の色合い出せた」と自信

反物や帯をはじめ、女性用フォーマルスーツ、ドレス、スカーフ、帽子、バッグ、男性用Yシャツ、かりゆしウエアなどのほか、ハンカチ、タペストリー、ペンケース、ストラップなどの小物類など約150点を展示販売する

反物や帯をはじめ、女性用フォーマルスーツ、ドレス、スカーフ、帽子、バッグ、男性用Yシャツ、かりゆしウエアなどのほか、ハンカチ、タペストリー、ペンケース、ストラップなどの小物類など約150点を展示販売する

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 沖縄三越(那覇市牧志2、TEL 098-862-5111)5階ギャラリーで3月4日より、琉球藍染めの生産、加工、販売までを手がける「やまあい工房」(名護市)の「『美ら藍(ちゅらえー)』新作発表会 琉球藍はすばらしい」が行われている。同展は毎年1回行われており、今回で10回目。「美ら藍」は、同工房のブランド名。

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 会場には、反物や帯をはじめ、女性用フォーマルスーツ、ドレス、ワンピース、ジャケット、ベスト、スカーフ、コサージュ、帽子、バッグ、男性用Yシャツ、かりゆしウエアなどのウエア類のほか、ハンカチ、タペストリー、ペンケース、ストラップなどの小物類など約150点を展示販売する。

 同工房を主宰する染色家・上山弘子さんは「琉球藍は青が濃くなるにつれて赤みを帯び美しい色合いを生む。10年目を迎えやっと琉球藍本来の素晴らしい色が出せた」と、自信をのぞかせる。

 同工房は、無農薬の有機肥料での琉球藍の栽培から泥藍作り、染め、デザイン、製品作り、販売まですべての工程を手がける県内唯一の工房で1993年に有志10人で設立。上山さんは「藍は豊かな自然の中でしか作ることができない。環境を守ることから始めた」としたうえで、「職人たちが土壌作りから取り組み、デザインや縫製のメンバーも『混ざりけのない、本物を作ろう』と切磋琢磨しながらやってきた。本当の藍の色をぜひ見てほしい」(上山さん)とも。

開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。3月10日まで。入場者には記念品を配布する。

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