JTB沖縄がケータイ動画で観光案内-実証実験開始、事業化探る

「音声(ナレーション)」と「画像(スライドショー)」により沖縄の観光施設を紹介するもので、海洋博公園、ひめゆり平和祈念資料館、首里城公園、琉球村、やんばるの森の5地域で各4分間の動画計12本を用意する

「音声(ナレーション)」と「画像(スライドショー)」により沖縄の観光施設を紹介するもので、海洋博公園、ひめゆり平和祈念資料館、首里城公園、琉球村、やんばるの森の5地域で各4分間の動画計12本を用意する

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 JTB沖縄推進事業本部(那覇市おもろまち4、TEL 098-860-7704)は10月11日、携帯電話向け観光ガイドサイト「デイコCast(テスト版)」を開設し、実証実験を開始した。

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 同サイトは、「音声(ナレーション)」と「画像(スライドショー)」により沖縄の観光施設を紹介するもので、施設の基本情報をはじめ、近隣地域のイベント情報を提供するほか、アンケートに答えると観光施設に関連した待ち受け画像や着メロがダウンロードできるサービスも用意した。利用状況やアンケート結果を踏まえ課金形態など事業性を検討する。

 紹介する観光施設は、海洋博公園(本部町)、ひめゆり平和祈念資料館(糸満市)、首里城公園(那覇市)、琉球村(恩納村)、やんばるの森(国頭村)の5地域で、各4分間の動画計12本を用意した。見どころや歴史、おすすめの観光コースなどを沖縄芝居役者でシンガーの仲田まさえさん、DJの赤瓦ちょーびんさん、県内で活躍するナレーターなどが担当。ナレーションには、沖縄訛りの「沖縄標準語」を採用し「沖縄らしさ」を訴求するなど工夫したという。

 同社の木村岳志沖縄事業開発部長は「沖縄観光の約70%がレンタカーで移動するが沖縄の魅力を感じずに帰る人が多い。こうした課題を誰もが持っているデバイス(ケータイ)を使った沖縄の魅力を伝えることで可能となる」とし、「今後も沖縄の観光産業の発展のためにこのような実験を重ねて行きたい」と話す。

 実証期間は2カ月間で、5,000人程度の利用が目標。無料(通信料は別)。対応機種は、Docomo=FOMA902シリーズ、FOMA703シリーズ以上、au=WINシリーズ(着うたフル対応機種)、SoftBank=非対応。

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