首里坂下通り沿いに革小物製品店-松川から拡張移転、売り場3倍に

ニシキヘビや牛革などを琉球藍や福木で染める「琉球草木染革」や紅型と同様に染める「BINGATAGA(ビンガタガー)」などのオリジナルブランド革製品を提供

ニシキヘビや牛革などを琉球藍や福木で染める「琉球草木染革」や紅型と同様に染める「BINGATAGA(ビンガタガー)」などのオリジナルブランド革製品を提供

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 首里坂下通り沿い観音堂入口近くに12月12日、革製品製造販売を手がける「楽尚(らくしょう)」(那覇市首里山川町3、TEL 098-886-8122)が那覇・松川から移転オープンした。

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 同店では、ニシキヘビや牛革を琉球藍や福木(フクギ)などで染める「琉球草木染革」や、紅型と同様の作業で染める「BINGATAGA(ビンガタガー)」など、「沖縄」と「革」がコラボしたオリジナルブランドの革製品を販売する。

 「以前の3倍の広さになった」(同店)という売り場スペースは約5坪、店舗奥には工房を設けた。大きなガラスと木枠のスライディングドアが印象的な店舗は、オフホワイトを基調にウッディーな内装に仕上げた。格子模様のフロアの木材は、スタッフ自らが約2週間かけて切り分けたという。

 提供する商品は、マース(塩)ストラップ(S=1,575円~、L=1,680円~)、マースキーホルダー(2,205円~)、マースペンダント(1,890円~)、名刺入れ(8,295円~)、財布(23,100円~)、コインケース(7,980円~)、キーケース(8,295円~)のほか、ニシキヘビを使ったバングル(4,410円~)や指輪(819円~)、ピアス(1,260円~)などのアクセサリーも。

 同店代表の林尚生さんは「商品のほとんどが手縫いで時間がかかるが、小さなものでも手を抜かずじっくり作っている」と話す。客層は30代前後の女性がメーンで、沖縄には塩を魔除けとして持ち歩く風習があり、福木の「福」やヘビなどが「縁起がいい」とマースストラップなどが人気だという。

 移転について、林さんは「以前の場所も気に入っていて4年半いたが、手狭になってしまい移転を決意した」とし、「レベルアップを図り、クオリティーをさらに上げたい。工房も広くなったので、これからはバッグなどの大きなものを制作したり、アクセサリー類の充実を図りたい」と今後の抱負を語る。

 営業時間は10時~19。月曜・第3日曜定休。

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