那覇に工芸ショップ-異分野の工芸家が集い出店、独自ブランド立ち上げ

陶器の器や紅型や織物を使ったバッグやポーチ、木のはしや皿、しゃもじなど、沖縄の伝統工芸をベースに「現代の暮らしにマッチした」さまざまなアイテムを提案する

陶器の器や紅型や織物を使ったバッグやポーチ、木のはしや皿、しゃもじなど、沖縄の伝統工芸をベースに「現代の暮らしにマッチした」さまざまなアイテムを提案する

  • 0

  •  

 那覇・ニューパラダイス通りに7月11日、異分野の工芸家らが集いオリジナルブランドを展開する工芸ショップ「Tituti(ティトゥティ) OKINAWA CRAFT」(那覇市牧志1、TEL 098-862-8184)がオープンした。

[広告]

 沖縄の伝統工芸の陶芸、漆芸、紅型、織物、木工などの作家やデザイナー、インテリアコーディネーターが参加し、「暮らしの中にある沖縄の工芸の普及」をテーマに活動している。店名は、沖縄の方言で「手と手」を意味する。

 店舗は築52年2階建ての古民家を改装。店舗面積は約14坪。1階は展示販売スペース、2階は漆工房で、店内はしっくいの壁に濃い茶色の柱や梁(はり)をアクセントにした和風モダンに仕上げた。店舗の一部はイラストレーターMIREIさんのアトリエショップ「LE PETIT ATELER de MIREI」も設ける。「予想以上に老朽化が激しかった」という店舗は、壁はがしから床のハツリ作業、塗装作業までをメンバー自らが行い約3カ月かけて仕上げたという。

 取扱商品は、陶器の器や酒器、紅型や織物を使ったバッグやポーチ、コースター、木のはしや皿、しゃもじ、鍋敷きなど、伝統工芸をベースに「現代の暮らしにマッチした」さまざまなアイテムを提案する。

 メンバーの金城博之さんは「作り手が実際にレジに立ち、使い手の声を聞いて、作り手自身が作品の考え方や意図を紹介できる店を目指した」と話す。「メンバーは30~40代と若い。今後はワークショップや展示会の開催なども開く予定。メンバー同士のコラボ商品の開発にも取り組んでいきたい」と意欲をみせる。

 参加メンバーは、金城有美子さん(陶芸)、謝敷眞起子さん(漆芸)、田中紀子さん、金城宏次さん(以上紅型)、長池朋子さん(織物)、西石垣友里子さん(木工)、金城雅子さん(コーディネーター、Mayplan)、金城博之さん(ディレクション、think of)。

 営業時間は13時~19時。定休日は調整中。今月31日、8月1日に「紅型ワークショップ」を開くほか、8月8日から第1回企画展「おうちごはん展」も予定する。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース