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那覇のギャラリーで「シーサー展」-手の平サイズのシーサーに思い込める

日ごろ感じたことや思ったことを「カタチ」にした、手の平に乗るサイズのシーサーが並ぶ

日ごろ感じたことや思ったことを「カタチ」にした、手の平に乗るサイズのシーサーが並ぶ

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 那覇・桜坂の「沖縄アートギャラリー」(那覇市牧志3、TEL 098-862-9287)で現在、沖縄アートグループのメンバーでシーサー作家・鰐部徳恵さんの個展「想いのカタチ」が開催されている。

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 同グループは、沖縄の自然からインスピレーションを得て作品作りをする新鋭アーティストで構成されたアート集団で、同ギャラリーを中心に展示、販売などの企画展を行っている。

 鰐部さんは愛知県在住。2006年に宮古島で初めてシーサーと出会い、シーサー作りを体験したことからシーサー作りにのめり込み、今では「シーサーを作ることが自分を支える強い武器になった」という。現在は実家で美容師として働く傍ら、オフの時間を利用しシーサー作りに取り組んでいる。

 展示中のシーサーはすべて新作で40点が並ぶ。日ごろ感じたことや思ったことを「カタチ」にした。うれしい顔、驚いた顔、悲しい顔、困った顔など、さまざま表情を見せるシーサーは、同じものは一つとしてない。シーサーは、大きなものでも手の平に乗るサイズ。「土や手作りの温かさを感じてほしくて、手の平に乗るサイズで作っている」と鰐部さん。そのほか、福徳シーサーシールやポストカードも展示販売する。

 鰐部さんは「将来は窯を持ちたいと思っているが、いろいろな人に応援してもらいシーサーを作っている。なぜシーサーなのかと聞かれるが自分でもよく分からない。その答えを探しているところ」とし、「今の自分を肯定しないと過去も未来もない。自分を認めることでもっと楽に生きられると思う。先に進みたい、新しく生まれ変わりたい、そんなメッセージが伝わってくれたら」と話す。

 開催時間は14時~19時30分。入場無料。11月2日まで。

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