「2012なはモビリティーウィーク＆カーフリーデー」のイベントが9月22日・23日、国際通り牧志駅に直結する「さいおんスクエア」を主会場に開催されている。

「車に頼りすぎない街」を目指す同イベント。一人一人が車の使い方を見直し、都市環境を考えることで、車中心の街から人中心の街へ転換し、街に人のにぎわいを取り戻そうという趣旨で、毎年9月16日から9月22日まで世界各地で開催される。

　1997年にフランスの地方都市で始まった同イベントは、中心市街地から車を締め出し、まちを車から解放した「車のない日」というイベントが発端。現在、世界中で2000都市以上が参加しており、2007年から那覇市も実施し今年で6回目となる。

　当日は、石川清貴さんや吉本沖縄のお笑いライブをはじめとする音楽やダンスなどの舞台イベント、那覇の見所を巡る「自転車まちめぐり」、「電気バス」「セグウェイ」の試乗会などの参加体験型イベントも多数予定。そのほか、公共交通の利用促進を目的に市内線バスとモノレールが1日乗り降り自由になる「バスモノパス共通乗車券」を先着で無料配付する。

「なはモビリティウィーク＆カーフリーデー実行委員会」の宮城祐貴さんは「現在の沖縄は極端な車社会。舞台や体験イベント以外にも世界各地の取り組みを紹介するパネル展示やバスの乗り方アドバイスコーナーなどもあるので、楽しみながら多くの方に日々の移動の仕方について考えるきっかけにしてほしい。ポイントは、車に頼らないのではなく、頼り過ぎないという考え方」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は両日とも1０時～17時