東京・高円寺の老舗・沖縄居酒屋「抱瓶」、那覇に初出店

赤瓦の古民家を全面改装した店舗は2階建てで、沖縄独特の仏壇も利用した(写真=店内)

赤瓦の古民家を全面改装した店舗は2階建てで、沖縄独特の仏壇も利用した(写真=店内)

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 沖縄居酒屋や沖縄の食・音楽、文化の総合館「群星館(むりぶしかん)」の運営を手がける「抱瓶(だちびん)グループ」(東京都杉並区)は2月6日、那覇・久茂地川沿いに姉妹店「抱瓶」(那覇市久茂地2、TEL 098-860-1046)をオープンした。

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 2階建て赤瓦の古民家を全面改装したという店舗の面積は、1階・2階合わせ約70坪。席数は70席。テーブル席はすべて掘りごたつ式で、1階・2階それぞれにテラス席を設けた。靴を脱いで店内に上がると、沖縄独特の仏壇スペースをそのまま残した部屋も用意した。

 メニューは、「一島一菜」をテーマに沖縄の島々の食材を使った創作料理がメーン。もずく酢などの前菜をはじめ、ゴーヤーの甘酢付けなどの島野菜料理、なまり節のソーミン(ソーメン)ちゃんぷるーなどのちゃんぷるー料理、島魚、昔ながらのクーブ(昆布)巻などの煮物、沖縄黄金豚のしゃぶしゃぶ鍋や抱瓶ちゃんこ鍋の鍋料理、揚げ物、スーチキ(豚の塩漬け)の月桃蒸しなどの肉料、抱瓶そばなどの飯物や麺類のほか、コース料理など、豊富にそろえた。同グループの高橋貫太郎専務は「本店『きよ家』で出していたちゃんこ鍋を復活させたほか、中国伝来の豚・鶏・魚の酢の物ウサンミやスーチキの月桃蒸しなど、沖縄店だけのメニューもそろえた」と話す。

 ドリンクは、昔醸・翠古などのこだわり泡盛のほか泡盛47酒造所の泡盛をはじめ、ウイスキー、ワイン、日本酒、ソフトドリンクをそろえる。

 那覇への出店について、高橋専務は「石垣島出身の母親が『きよ香』を47年前に始め、29年前に『抱瓶』を開いたが、いつか沖縄に店を出したいと親子で話していてそれがやっと実現した」。「赤瓦の古民家で親せきの家に遊びに来たように、ゆっくりとくつろげる空間となっているので、地元の人や観光客も気軽に来てほしい」(同)とも。

営業時間は、日曜~木曜=17時~24時、金曜・土曜・祝前日=17時~翌2時。

沖縄居酒屋 抱瓶(だちびん)

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