那覇市役所近くに「神戸カツ丼」店-関西風「だし」にこだわり

「神戸カツ丼」は、沖縄県産肩ロースを使い、具はカツと青ネギ、玉子と関西風だしのみで、シンプルな味付けだという(写真=店内)

「神戸カツ丼」は、沖縄県産肩ロースを使い、具はカツと青ネギ、玉子と関西風だしのみで、シンプルな味付けだという(写真=店内)

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 那覇市役所近くに4月30日、カツ丼専門店「神戸カツ丼 一どん(いちどん)」(那覇市泉崎1、TEL 098-862-3313)がオープンした。

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 店舗面積は約16坪で、席数は23席。オフホワイトと茶色を基調にした店内は、長さ約8メートルのカウンターのいすを2色で統一し交互に配置、座敷席も用意したほか、厨房の中が客からすべて見渡せるようにした。同店の向江司さんは「実際に体験したことだが、カツを揚げる音、カツをザクザクと切る音や料理を作っている姿は、料理への期待感を高めてより一層おいしく感じられる。お客さんにもそれを味わってもらいたくて厨房をオープンにした」と話す。

 メニューは、「だしにこだわった」(向江さん)神戸カツ丼(650円)とそのバリエーションのみで、カツ丼・玉子2個(700円)、てんこ盛り(大盛り、700円)、ダブル(ご飯大盛り・カツ2枚・玉子2個、950円)のほか、赤出し(100円、ランチタイムは50円)、ビール、コーラ、ウーロン茶のドリンクも用意した。

 「神戸カツ丼」というジャンルはないが、向江さんは神戸出身でもあり、関西風のだしをアピールしたいという思いから「神戸カツ丼」と名付けた。「沖縄県産肩ロースの柔らかくてジューシーな肉を使っている。具はカツと青ネギ、玉子とだしのみ」としたうえで、「だしは特にこだわっている。カツオ、サバ、イワシ、うるめ、めじかの混合節と利尻昆布でとった関西風のだしで、うどんの汁として使っているもの。あっさりしているが深い味わいがある」と向江さん。

 出店については、「沖縄でライターとして2年働いた後、神戸に戻り実家のうどん店で約5年間修行した。独立を考えていたところ妻が沖縄出身だったこともあり、『これも何かの縁』と今年1月に沖縄に移住し店を構えた」という。「関西風だしで作った『神戸カツ丼』を知ってもらいたい。場所柄、団体職員や会社員が多いが、学生さんにもっと食べてほしい」と話す。

 営業時間は11時30分~20時(ランチタイム=11時30分~15時)。日曜・祝日定休。テークアウトにも対応する。

神戸カツ丼 一どん 店主in那覇・ブログ

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