ロングセラー「三線CD」-一昨年の発売以来1万1千枚を売り上げ

ロングセールを続けるCD「サンシン・プレイズ・オキナワン・ソングス」(右)とタブ譜付きの三線用楽譜・工工四(くんくんしー)を手にする高良レコードの高良雅弘部長

ロングセールを続けるCD「サンシン・プレイズ・オキナワン・ソングス」(右)とタブ譜付きの三線用楽譜・工工四(くんくんしー)を手にする高良レコードの高良雅弘部長

  • 0

  •  

 那覇・国際通り沿いの高良レコード(那覇市牧志3、TEL 098-863-3061)のオリジナルレーベル「ちくてんレコード」からリリースされたCD「サンシン・プレイズ・オキナワン・ソングス」が、2006年3月4日(さんしんの日)の発売以来コンスタントに売れ続け、今月で累計1万1,000枚以上を売り上げている。「毎月500枚は売れている。県内インディーズレーベルで、これだけロングセラーを続けるのは珍しい」(同店)。

[広告]

 同CDは、「三線(さんしん)1本の演奏によるCDが欲しい」との多くの要望に応えて製作したもので、同店レコード部の高良雅弘部長は「沖縄民謡は歌がメーンで三線はあくまでも伴奏のためのもの。ギターやピアノのようにメロディーを弾くという発想がなかった」と話す。「これまでの三線演奏にはなかったチョーキングやアルペジオなどのギター演奏の手法を取り入れ、三線1本で沖縄の名曲を奏でている」(高良部長)とも。

 同CDは、わしたショップや土産店などでも扱っているほか、ホテルや観光施設などのBGMにもよく採用されているため、三線の音や演奏が気に入った観光客が購入しているといい、ギターのように三線でもメロディーが楽しめるとして、同CD関連商品の三線用楽譜「工工四(くんくんしー)」(1,500円)も約5,000部が売れたという。

 「工工四はタブ譜も付いているのでギター感覚で演奏できる。ウチナーグチ(沖縄方言)が難しくて歌えずに三線を辞めた人や三線初心者にもおすすめ。CDを聴いて、三線の演奏を楽しんでもたえたら」(高良部長)とも。

 収録曲は、「花」「涙そうそう」「島人ぬ宝」「島唄」「童神」「さとうきび畑」「十九の春」「ハイサイおじさん」「安里屋ユンタ」「てぃんさぐぬ花」「芭蕉布」「えんどうの花」「赤田首里殿内」「ゆうなの花」の全14曲。価格は2,000円。

 同店の営業時間は10時~20時。

高良レコード沖縄伝統はし「ンメーシ」のドラムスティック発売(那覇経済新聞)

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース