那覇・松尾消防署通り沿いに8月13日、カフェ&雑貨ショップ「Lamp(ランプ)」(那覇市松尾2、TEL 098-863-2491)がオープンした。
店舗面積は約17坪。店内はカフェスペースと雑貨スペースに分かれる。エントランス近くの雑貨スペースでは、しっくい風の白い壁にカウンターやテーブルなどの什器は濃い茶色に統一した。雑貨スペースの右奥に位置するカフェスペースは、席数は12席。フローリングの床にゆったりしたソファを配したほか、小さなテラス席も設けた。「自宅のようなくつろぎのスペースをイメージした」(同店)という。内装やカウンターなどの工事はスタッフ自らが行い、約2カ月かけて完成させた。
雑貨スペースでは、モロッコ製のグラスや皿、カップ、パブーシュ(革製ルームシューズ)、石けん、バッグなどのほか、アフリカ、フランス、アジアなど、現地で買い付けた雑貨が多数並ぶ。そのほか、自社ブランド「Lamp」の小物雑貨や県内の手作り作家の作品なども扱う。同店を切り盛りするのはオーナーの西田綾子さんと長谷野愛子さんの2人。西田さんは「モロッコやアフリカなどの雑貨を扱っているのは沖縄ではうちだけでは」と話す。
カフェメニューは、モロッコの伝統的な民族料理「クスクス」(850円)をはじめ、キッシュ(550円)、フランスやベルギーのカフェではおなじみの「クロックムッシュ」(750円)、天然酵母パンのサンドイッチ(750円、共に自家製ピクルスとサラダ付き)などのほか、タルトやケーキ、スコーンなどスイーツも用意。「手作りにこだわった。自家製ピクルスや自家製ジンジャーエールをはじめ、天然酵母パン、スイーツは毎日店内で作っている」(西田さん)という。
出店について西田さんは「実家の神戸に戻って店を出すことも考えたが、沖縄にない物を紹介したいと思い那覇での出店を決めた。国際通りから延びる新しい道沿いの立地で、回りにあまり店がなかったことも理由の一つ」とし、「鮮やかなアフリカの生地やかわいいパブーシュ、モロッコのグラスやお皿なども珍しいと思うので、カフェでの食事とともに楽しんでもらえたら」(西田さん)とも。
営業時間は12時~22時(フードのラストオーダーは21時)。月曜定休。