アートを通じたワークショップやイベントなどの開催・運営を手がける沖縄アートセンター(那覇市牧志3、TEL 098-861-3400)は10月15日より、浦添市美術館(浦添市仲間)で初の「沖縄アートフェスティバル」を開催している。
同フェスは、県内外の若手アーティストの交流と活性化を目指す新しいスタイルの展覧会で、アーティスト・日比野克彦さんの協力を得て企画された。県内外から募集した公募作品のほか、沖縄で初開催となる日比野克彦さんの展覧会や歌手Coccoさんが描いた絵も展示する。
初日、同館エントランスホールで日比野さんの公開制作が行われた。沖縄の海をモチーフに約3メートル×6メートルの段ボールをキャンバスに作品を作り上げていくもので、新しいアートが生まれる瞬間に立ち会えるとあり、多くの観客が訪れ制作する様子を見守った。
今回は、全国から選ばれたアーティスト34人が参加した。3つの企画展示室、エントランスなどを使い、壁に直接作品を張り付けたり、天井からつるしたりするなど、日比野さんと審査員、参加アーティストがディスカッションしながら展示位置を決めていく新しいスタイルで会場を作り上げた。作品は、絵画だけに留まらず立体など、さまざまな個性あふれる現代アート作品が並ぶ。
そのほか、絵本バザーと古本市(18日・19日)、アーティスト・ギマトモタツさんのワークショップ「ハンタイニサンセイ」(19日)、大型絵本の読み聞かせ会(19日)、手作り雑貨市(25日・26日)も予定している。
閲覧時間は9時30分~17時(金曜は19時まで)。月曜休館。観覧料は、一般・高校生=600円(中学生以下は無料)。今月26日まで。