那覇の老舗生花店が移転-オリジナル花器販売やネット通販強化へ

同店は、1975(昭和50)年7月に那覇・国際通り沿い安里へ出店した老舗で、移転を機にオリジナル花器販売やネット販売の強化を図る

同店は、1975(昭和50)年7月に那覇・国際通り沿い安里へ出店した老舗で、移転を機にオリジナル花器販売やネット販売の強化を図る

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 造園建設やフラワーショップ運営などを手がける「桃原(とうばる)農園」(那覇市牧志2)は2月1日、牧志・安里地区第一種市街地再開発事業に伴い、直営店「桃原農園フラワーショップ」(那覇市安里1、TEL 0120-1086-87)を蔡温橋近く安里川沿いに移転し、グランドオープンした。

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 同社は、1924(大正13)年5月、沖縄県内では初めとなる造園事業を創設。同ショップは、1975(昭和50)年7月に那覇・国際通り沿い安里へ出店した老舗で、「当時はフラワーショップがなく、出店の早さでは多分1、2位を争うのでは」(同店)といい、約33年間、国際通りの発展とともに歩んできた。

 新店舗の面積は約40坪。大きなガラス窓が特徴の白を基調にした店内は、コチョウランなどの鉢物やバラ、ユリ、キクなどの切り花をはじめ、同店オリジナルの陶製の花器類などをそろえる。同店では生花販売のほか、フラワーアレンジメント、観葉植物のレンタルリース業務を手がける。崎山店長は「花器は、沖展で入選するほどの腕前を持つ女性スタッフのオリジナル作品。インテリアやディスプレーとして好評を得ており、誕生日のプレゼントや引き出物などのオーダーメードにも対応する」と話す。

 同店長はさらに、「場所柄、観光客の利用もあり季節ごとに花を取り寄せるファンもいる。移転を機に、オリジナル花器類の販売やそれらを使ったアレンジ小物など、女性スタッフ2人を中心に提案していきたい」と話す。「4月にホームページをリニューアルし、ネット販売にも本格的に力を入れていく予定で、現在商品構成を検討しているところ。これから総合グリーンメンテナンス企業として事業を展開していきたい」とも。

 営業時間は9時~19時(日曜・祝日は17時30分まで)。

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