西日本鉄道（福岡県福岡市）は1月28日、那覇・久茂地交差点近く国道58号線沿いにビジネスホテル「西鉄リゾートイン那覇（仮称）」を出店すると発表した。同社が沖縄にホテルを出店するのは初めてで、西鉄インとしては13店舗目。

　建設予定地は、那覇空港から車で約10 分圏内、沖縄都市モノレール「ゆいレール」県庁前駅から徒歩3分という立地。国道58 号線沿いで、周辺はオフィスビルが集積する。

　計画では、敷地面積＝約985平方メートル、延べ床面積＝約6,487平方メートル。建物は鉄筋コンクリート12階建てで、シングル（13.9平方メートル）197 室、ツイン（代表サイズ20.9平方メートル）55 室の計252室。客室やロビーはリゾート風にアレンジし、シングルルームにダブルベッドサイズを採用するほか、独立したバスルーム・トイレ（一部客室）、全室ブロードバンド対応インターネット無料接続サービスなど、「上質感・デザイン性・機能性を追求する」という。2 月上旬に着工し、2011年6月の開業を目指す。

　同社広報室の松木さんは「沖縄では初めての出店となるが、交通アクセスに優れている場所を確保できたことやビジネスだけでなく観光客の一定の需要も見込めることで出店を決めた」とし、「これまでの西鉄インのホテルにはない南国らしさを外観デザインやインテリアにも加えた。ビジネスや観光にご利用いただければ」と話す。