那覇・浮島通り沿いのインテリアとスーベニア・ショップ「GARB DOMINGO(ガーブ・ドミンゴ)」(那覇市壺屋1、TEL 098-988-0244)で10月9日、布絵作家・梅原龍さんの個展「三つの太陽(Die Nebensonnen)」が始まった。
梅原さんは1967(昭和42)年生まれ、富山県富山市出身。現在、南城市玉城在中。世界中を旅して受けたインスピレーションを基に、着物などの古布を切り張りしたり、裂いたりした糸などで描いた布絵やコラージュ的な作品を創作している。年間を通して日本各地や海外でも個展を開く。
今回、「表現の幅を広げたい」とこれまで古布だけを使った創作から、さまざまな素材を使い新しい表現に挑戦。平面作品や立体作品など新作20点を展示する。和紙をはじめ、ヨーロッパで見つけた120年前の紙のメニューや北海道で拾った流木、型から起こした歯車やバネなどの金属など、少年や動物、植物などをモチーフにした梅原さん独自の世界が広がる。
梅原さんは「作品作りのアプローチの仕方も変えるなど、手法もそれぞれ違う。実験的な要素もあり完成されたものではないが、作品作りで暗中模索している感じを見てもらえたら」と話す。「那覇では久しぶりの個展。期間中は会場にいるので作品について気軽に感想など聞かせてもらえれば」とも。
営業時間は9時30分~19時。入場無料。会期中は無休。今月17日まで。15日17時30分からギャラリートークも予定。作品は販売も行う。