NPOやまちづくりなどに関わる市民活動を情報流通と資金循環で支援する支援財団「みらいファンド沖縄」（那覇市首里池端町1）が昨年12月、NPO総合情報サイト「みらいファンド沖縄」ベータ版をオープンした。現在、3月のグランドオープンに向けて最終調整を重ねている。

　同サイトは、「活動の見える化」をコンセプトに、県内で地域の社会的課題に取り組むNPOや市民活動団体とそれを支援したい人や企業をつなぐことを目的に開設した。

　内容は、県内NPOや市民活動団体の基礎情報を蓄積したデータベース「沖縄のNPO検索」をはじめ、日々の活動をケータイ写真で紹介する「みらいのたね通信」、寄付や社会貢献を考えている個人や企業、助成を受けたいと考えているNPOへの最新情報を提供する「寄付と助成について」、個人や団体などが設立した基金「じぶん基金」の情報など幅広く提供する。

　事務局長の角知子さんは「現在データベースには、自然、環境、教育、子育てなど、さまざまな分野で活動を続ける304団体が登録されている。こうした基本情報に加え、NPOの『活動の見える化』することでその活動を知ってもらい共感してもらうことで、次の行動に移るきっかけづくりになれば」と話す。

　同財団は、沖縄県内で活動する市民活動家・団体の社会的基盤の充実を図り、人的・物的・資金などの資源の循環をもたらすことで、地域のあらゆる主体が公益を担い、沖縄の未来を支え合う社会の実現に寄与することを目指し、昨年4月に発足した。