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那覇で高校生による舞台劇「修学旅行」-出演も裏方もダブルキャストでこなす

本番に向け、週3回の稽古(けいこ)に真剣な表情で取り組む

本番に向け、週3回の稽古(けいこ)に真剣な表情で取り組む

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 那覇・首里崎山町の「アルテ崎山ウォーバ」(那覇市首里崎山町3)で3月17日~21日、高校生が出演も裏方もダブルキャストでこなす演劇「修学旅行」が上演される。高校生らは本番に向け、真剣な表情で仕上げの稽古に励んでいる。

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 市民文化芸術活動の活性化を図ることを目的とした「那覇市文化振興事業」の支援を受け開く同公演。昨年10月に高校生を対象に公募し19人が選ばれたが、演劇は初体験の人がほとんどだという。指導・演出にあたるのは劇団O.Z.E(安謝)。

 稽古は昨年11月から始まり、週3回行っている。当初、出演者と裏方スタッフを分けていたが、「全員に舞台に出てもらいたい」とダブルキャストにした。全員が出演と裏方の両方をこなす。A班とB班が交互に舞台に立ち全8回。

 作品は、第51回全国高等学校演劇大会(2005年)で最優秀賞を受賞した青森県立青森中央高等学校の「修学旅行」(畑澤聖悟作)。青森の高校生が沖縄に修学旅行にやって来る。島内の戦跡巡りや記念碑を見学して平和学習に取り組む。3日目の宿で消灯時間が迫る頃、同室5人の女子生徒がささいなことから争いを始める。「自分たちの平和とは?」「友情とは?」…等身大の高校生の気持ちを面白おかしく描く。

 ヒカリ役の首里東高校2年の金城知廣さんは「おばあちゃんに募集しているのを教えてもらい興味があり応募した。やはりプロの演出や指導はすごい。ヒカリになりきりれるよう一生懸命頑張りたい」とし、クスミ役の浦添工業高校1年の松原進之介さんは「みんな演劇初体験だと聞いていたがとてもうまい。恋に一途なクスミは自分に近いものがありやりやすい。チケット代以上のものを見せたい」と意気込みをみせる。

 開演は、17日・18日=19時30分、19日~21日=14時・19時。料金は、大人=2,000円、小中高生=1,500円(当日は500円増し)。

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