那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で6月7日、広告美術工3人による合同展「プロの技を一堂に! かんばんや三人展」が始まった。
厚生労働省が選定する「卓越した技能者の表彰(現代の名工)」の金城清さん(工匠)をはじめ、砂川正宏さん(アトリエ・ポー)、具志堅実さん(光アート)の3人が、それぞれが得意の技術を用いて制作した作品約50点を出品。
金城さんは、海や魚、イルカなどをモチーフに建築材料のモルタルでかたどったレリーフ作品や絵画をエアブラシで描く。砂川さんはカンバスに油彩や水彩などで、人面、木面、土面などをモチーフに人物や獅子像、馬などを描く「顔(ずら)シリーズ」を出品。具志堅さんは布に水性ペンキを使い、往年の映画スターから現代で活躍する日本や海外の俳優や女優を描く。
具志堅さんは「約半年前から作品作りに取り組んだ。多分、私らたちが手書き看板の最後の世代。後輩たちに技術を残したいという思いや、一般の人にも手描きの原画を見てもらいたいと思い展示会を開いた。興味のある人はぜひ見てほしい」と話す。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月12日まで。