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那覇市民ギャラリーで紅型展-瑞慶山和子さんが「家族の成長」テーマに出品

紅型の振り袖や打ち掛け、帯をはじめ、ボードに染め上げた作品、かりゆしウエア、額絵、月桃紙を用いた電気スタンド、びょうぶ、扇子、ウエルカムボード、CDケースなど多彩な作品を展示する

紅型の振り袖や打ち掛け、帯をはじめ、ボードに染め上げた作品、かりゆしウエア、額絵、月桃紙を用いた電気スタンド、びょうぶ、扇子、ウエルカムボード、CDケースなど多彩な作品を展示する

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 那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1)で9月6日、紅型作家・瑞慶山和子さんの個展「夢染めてIII」が始まった。今回で3回目。開催は5年ぶり。

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 瑞慶山さんは、主婦でありながらも「和びんがた工房」(前島2)を主宰するほか、琉球舞踊師範としても琉武道場を持ち後輩の指導、舞台での演舞など精力的に活動する。「前回の個展からいろいろな変化があった。子どもが結婚し孫ができ、家族の成長や家族への思いを紅型に込めた」と瑞慶山さん。

 会場には、「自宅の庭に咲く植物など身近なものを題材に、それをスケッチしデザインを起こし、型を抜き、こつこつと染め上げた」という振り袖、打ち掛け、帯をはじめ、孫のために作った着物などを展示する。

 そのほか、ボードに染め上げた作品や、かりゆしウエア、額絵、月桃紙を用いた電気スタンド、知覧傘(ちらんかさ)ちょうちん、琉球王朝時代の宮廷音楽「御座楽(うざがく)」をデザインしたびょうぶ、扇子、ウエルカムボード、CDケース、名刺入れ、ブックカバー、キーホルダー、ポストカードなど約200点以上が並ぶ。

 瑞慶山さんは「沖展や西部工芸展へ出展した作品のほか、こんなものがあったらとか、自分が好きなもの、興味のあるものを楽しみながら作っている。普段の生活に紅型を取り入れてほしい。気軽に見てもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月11日まで。

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