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那覇のギャラリーで陶芸家・立石善規さん作陶展-「ペルシャ青」鮮やかに

「ペルシャ青」が印象的な明かり台や三日月の形をした香合、陶箱、ゴンドラ鉢など多数展示する

「ペルシャ青」が印象的な明かり台や三日月の形をした香合、陶箱、ゴンドラ鉢など多数展示する

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 那覇・久茂地のギャラリー「青砂(せいさ)工芸館」(那覇市久茂地3、TEL 098-868-9338)で10月4日、陶芸家・立石善規さんの個展「立石善規作陶展」が始まった。同館での開催は2年ぶり5回目。

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 滋賀県高島市に「太山寺窯(たいざんじがま)」を構える立石さん。京都やインドで作陶と絵画、工芸を学ぶ。立石さんの作品は、ガラス粉に酸化銅など金属を混ぜた釉薬(ゆうやく)を使い、深いペルシャ青を表すのが特徴。そのほか、素朴で落ち着きのある「わら灰釉(ばいゆう)」の陶器や朱色の「赤絵」の陶器などの制作にも精力的に取り組む。

 今回、ペルシャ青が印象的な「ペルシャ青釉」の作品をはじめ、「わら灰釉(ばいゆう)」の陶器や朱色の「赤絵」作品など約120点が並ぶ。中でもペルシャ青釉の作品は、動物や植物などをモチーフに、鳥かごをイメージした明かり台や三日月の形をした香合、陶箱、ゴンドラ鉢など、独自性あふれるフォルムが目を引く。展示作品は販売も行う。

 立石さんは「日常の器でも遊び心を忘れずに制作に当たっている。手で実際に触れて確かめてほしい」と来場を呼び掛ける。

 営業時間は10時~20時。入場無料。今月16日まで。会期中無休。

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