那覇・国際通り沿いの「那覇市ぶんかテンブス館」(那覇市牧志3、TEL 098-868-7810)3階ギャラリーで11月22日、「童話詩人 金子みすゞ展」が始まり、女性を中心に多くの見学者が訪れている。主催は琉球新報、金子みすゞ展実行委員会。
東日本大震災後、ACジャパンのテレビCMで反響を呼び再び注目されている童話詩人・金子みすゞの詩の世界観や生涯をたどる同展。「小学校時代」「女学生時代」「童謡詩人・金子みすゞの誕生」「みすゞの死」と、写真やパネル、年表などで構成する。
遺稿が記された「美しい町」「空のかあさま」「さみしい王女」の3冊の手帳のほか、愛娘・ふさえのことばを記した手帳「南京玉」、みすゞが母・ミチに宛てた手紙、着物、詩や童謡など投稿作品が掲載された雑誌(復刻版)など貴重な資料約70点を展示する。
同委員会担当者は「みすゞの詩に込められた慈しむ心を感じてもらえたら。男性にもぜひ見てほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時。入場料は、一般=700円、小・中学生=300円。12月10日まで。