沖縄本島南部で採土、クチャ(泥岩)を使った「ソープ」を商品化

日本では沖縄本島南部でしか採土できないクチャ(泥岩)を利用した「クチャソープ」

日本では沖縄本島南部でしか採土できないクチャ(泥岩)を利用した「クチャソープ」

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 健康食品の開発・販売を手がける「命どぅ宝総本舗」(那覇市若狭3、TEL 098-861-7951)は4月1日、日本では沖縄本島南部でしか採土できないクチャ(泥岩)を利用した「クチャソープ」を発売した。

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 「クチャ」は沖縄の方言で、十分に固まっていない「泥岩」の意味。50年ほど前の沖縄ではクチャを乾燥させ髪洗い粉として使用していたという。クチャは、数百万年もの年月をかけて沖縄南部の島尻海底に堆積し、地表に現れた粘土鉱物をいう。その約70%が5ミクロン以下の微細な粒子で、ミネラル成分を多く含み、強い吸着性を持つのが特徴。そのため皮膚の汚れや皮脂成分、タンパクなどを除去するなどの美容効果が高いとして顔パックなどが商品化されている。

 クチャパックは多数あるが、同社の大和京美商品管理部長は「クチャせっけんの商品化は初めてでは」と話している。「これまでパックは時間がかかり面倒だったが、ソープにしたことで毎日の洗顔で、パックと同等の効果が期待できるのが特徴。メーク落としや体臭が気になる人のボディー洗いにもおすすめ」(大和さん)とも。

 商品は、固形タイプ(100グラム、2,625円)、チューブタイプ(125グラム、2,625円)、ボトルタイプ(550グラム、7,875円)の3タイプがある。同社ホームページでも販売している。

 「現在、小売りは行っていないが、今後は県内外に販路を広げていきたい」(大和さん)とも。5月末までは20%割り引きキャンペーンを実施中。目標販売数は、月間2万個。

命どぅ宝総本舗

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