NPO法人「NPO首里」は4月8日に首里城公園内にショップ「首里城売店」(那覇市首里金城町1)を、同29日に飲食店「ダイニングキッチンまちばた」(首里池端町、TEL 098-894-4528)を、それぞれオープンした。
同NPOは、首里地域住民及び郷友者に対して、伝統文化・芸術の継承と支援に加え、青少年の健全育成、世界遺産を有する首里地域の環境保全と整備に関する事業を行い、公益に寄与することを目的に2007年3月に発足。
出店について、代表の福治友衛さんは「活動の認知アップに加え、活動を継続して行うためには、自主事業を持つことで安定収入による運営が大切だと考えた。そこで、ショップと飲食店を出店することで活動資金の確保し活動を継続して続けられるようにした。飲食店は憩いの場、コミュニティーサロンの役割も持たせ、首里地域住民が気軽に集える公民館を目指した」と話す。
首里城売店の店舗面積は約2坪。Tシャツやサンダル、シーサー、ストラップ、バッグ、アクセサリー、絵ハガキなどの土産品を扱う。「まちばた」の店舗面積は約50坪で、席数は60席。メニューは、サンドイッチやパスタ、カレーライス、タコライス、ピラフ、丼類、ステーキ、ロースカツなどの定番料理のほか、沖縄そば、ゴーヤーチャンプルーなど沖縄料理を用意。「レディスセット」「琉球料理セット」「お子さまプレート」なども。夜は居酒屋メニューを提供する。
「現在、夜回りパトロール活動などを行っているが、首里のためにさまざまな活動を続けていきたい。賛助会員も募集しているので、活動内容をご理解いただき協力いただけたら」とも。
賛助会員の年会費は1万2,000円。会員特典として、2店舗で1万2,000円分が商品券や食事券として使えるほか、会員証を提示すれば各店舗で10%引きとなる。
営業時間は、ショップ=9時~19時、キッチン=11時~24時。