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那覇に生薬・ハーブ使う「薬膳カフェ」-野菜メーンの料理店が業態変更

薬膳ランチ(880円)の一例で、前菜、生薬を使ったカレイの煮付け、キノコのハーブスープ、ハト麦雑穀米、漬け物が付く

薬膳ランチ(880円)の一例で、前菜、生薬を使ったカレイの煮付け、キノコのハーブスープ、ハト麦雑穀米、漬け物が付く

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 野菜ソムリエのシェフが野菜料理をメーンに提供するカフェバー「ダイニングカフェBar 菜畑(なばたけ)」が5月22日、薬膳料理や沖縄料理をメーンに提供する「カフェde薬膳 菜畑」(那覇市牧志2、TEL 098-861-5332)に業態を変更しリニューアルオープンした。

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 「薬膳を勉強しているうちに、その素晴らしさを知り、薬膳の可能性を感じた。もちろん今まで通り野菜料理も提供するが、薬膳が気軽に楽しめる店へと方向性を変えた。未知の世界だが、挑戦しがいがある」と店主の嶺井仁哉さん。

 「薬膳は薬臭いというイメージがあるが、皆さんに気軽に食べてもらうには何よりおいしくなければいけない。試行錯誤の途中だが、何とか納得のいく味にできた。琉球料理には医食同源の考え方がある。沖縄食材を広めたい思いもあり沖縄料理も提供することにした」という。

 ランチは現在、沖縄県産の食材を使った「okinawa幕の内定食」、生薬約15種を使ったメーン料理とハーブ約13種を使ったスープが付く「薬膳ランチ」(共に880円)の2種を提供。デザート、ドリンクが付き、テークアウトにも対応する。仕入れによりメーン料理、スープが変わる。ディナータイムは、薬膳テイストの軽食をはじめ、野菜中心の料理、自家製パン、おつまみなどを用意。

 嶺井さんは「滋養強壮や夏バテ対策など万人向けの薬膳ランチを提供しているが、今後、皆さんの症状に合わせた薬膳料理も提供していきたい。ゆくゆくはコース料理にも挑戦したい。幅広い人に利用してもらえるようデリバリーにも対応できれば」と意欲を見せる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時(月曜~金曜)、ディナー=18時~23時(金曜・土曜)。日曜・祝日定休。

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